注意 

ここは鬼太郎受けのやおい小説のページです。
間違って開いた方、18歳未満の方、
鬼太郎受けに嫌悪を抱く方は観ないでお戻り下さい。

基本的に松×高ですが、この話では二人が体を売っている設定
ですので、別の男達を相手にするシーンもあります。
そういうのが不快な方は読まないで下さい。

今回、やっと正真正銘の松×高です。


















































松×高パラレル小説
春売り少年・高と松』



第六章「恋愛成就」


高は松にグイッと腕を捕まれ、ベッドに倒された。
見た目とはうらはらのすごい力だ。
そして、高は腰の紐を素早く引き抜かれ、着物を剥ぎ取られた。
松自身も着物をバサリと脱ぎ捨て、二人共一糸纏わぬ姿になった。
松はギシリとベッドにいる高の上に追いかぶさるように近づいてきた。
高は怖いけど嬉しい、そんな気持ちだった。
松は高に口付けた。初めての時より深く、激しく。

「ンッ…フッ…」

息ができないくらいで苦しい。でもこんな甘美なキスは初めてだった。
高の目から涙がつたったころ、松は唇を放し、首筋に強く吸い付いた。

「ンンッ!」

痛いほど吸いつかれ、所々に赤い跡がついていく。
松の口が高の胸の突起に辿り着くと、高はビクリと体を動かした。
片方を舌で転がすように嬲られ、もう片方は指で摘まれて、高は甘い声を上げた。

「ああっ…!んっ…!!」

「本当に君は感じやすいね…ここ…もうこんなになってるよ…」

松は高の濡れ始めた下半身をそっと握った。

「ああっ!!やっ…!ンッ…」

「フッ…かわいいね…今まで何人の男を虜にしてきたんだい?」

「くっ…」

傷ついたかのような表情をされ、やはり先ほどの暴言は演技だったのだと確信できる。
いや、松はわかっていた。高の気持ちを。
しかし、こうしなければ自分も彼も治まらない、そう思ったのだ。

松は高の出した液体を後ろの秘部にすり付けた。

「んあっ…!」

指を1本挿入してまさぐるように動かした。
高は身をよじってもだえた。
どんどん指を増やしてならしていく。

「あっ…あっ…はあっ…」

「もう欲しくてたまらない?」

潤んだ瞳が誘うように訴えている。

「じゃあ、あげるよ。君が欲しい物…」

そう言うと松は自分の膨らんだ欲望を高の中に入れていった。

「ふあああっ!!」

まちに待った感覚に高は歓喜の声を上げる。

「君はこれが大好きなんだよね…」

意地悪く言いながら奥へと進む。

「うっ…くっ…」

高はその言葉を否定するように首を横に振った。

「好きだろ?ほら、こんなに締め付けて…喜んでる…」

最奥を突きながら言葉でも攻めていく松。

「僕は…僕が…好き…なのは…あなた…松さんだけ…っです…っ」

涙をポロポロ零しながら高は本当の気持ちを口に出した。
その言葉に、さっきまで殺気のような恐ろしい形相だった松の顔が穏やかな物に戻った。
それでも松はまだ高をいじめた。

「…本当?でも、君は他の人にもそんなことを言ってるんじゃないの?」

「これ…はっ…本当…ですっ…僕…初めて…です…こんな…気持ち…っ…」



今まで数多くの男を相手にしてきて、愛してくれた人もいたけど、
違う…この想いは…まるきり別の物だった。
蒼さんの時ですら、感じたことのない安心感と高揚感に満たされていく。

「でもさ…君の体はこんなものじゃ満足しない…だろ?」

確かに、高が今まで相手にしてきた男は明らかに松よりすべてが大きかった。
物足りなく感じてしまうのはしかたのないことだった。
それがすべてとは言わないが、体に染み付いた慣れはどうしょうもない。

「でもっ…僕…あなたを…愛してるんですっ…お願いします…!
抱いてください…!!続けて…お願い…っ」

切なく懇願する高を見て、松は苦笑した。

「松さ…」

やはりこの恋は叶わぬ物なのか…高が絶望に落ちるかと思ったその時
いきなり高の体の中でドクンと衝撃が走った。

「あっ!!ふああっ…!」

松のそれは高とさほど変わらぬ大きさのはずなのに、
その小柄な体にはそぐわないほど膨張し出したのだ。

「な…っ、何…?ああっ…!」

「…このくらいで…いいかな?」

信じられないことに、松は自分のソレを好きなだけ大きくできるのだった。
それで再び高の中を擦りだした。

「あっ…!あっ…!!す…すごっ…いっ…あんっ…!」

松にされてるだけで幸せだった高だが、体は正直で今まで受け入れたことのない大きさに
最高の快感を感じていた。

「ひっ…やっ…ああっ…んっ!」

大きければ良いという訳ではないが、それが松の物であることが嬉しく、
熱く伝わる想いと共に強い刺激をもたらし、
高は絶頂の渦に昇り詰めて行った。

「…っすごいね…さすが…高くん…っ」

松もこんな感覚は初めてで、夢中になっていた。

「すごっ…のは…松さ…ですよ…っ…ああ…っ…も…とろけそ…う…っ」

「僕も…っ…ふっ…うっ…」

二人は汗だくになりながら、長く繋がっていた。
これからずっと離れないという気持ちを表すかのように…。












つづく







裏トップにもどる